一度は読んでおきたい(できたら繰り返し)ビジネス書の定番です。
●ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著『マネジメント――課題、責任、実践』のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた本格的入門書。
本書は、マネジメントの仕事とは実践であり、成果を出すことであると明確に規定する。
そして、そのためにマネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。
組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書。
●「変化」のときこそ、「基本」を確認しなければならない。
自らの指針とすべき役割・責任・行動を示し、新しい目的意識と使命感を与える書。
●日々仕事をしていると、理不尽やおかしいと思う指示や方針が降ってくることがある。
「理不尽や疑問に感じる」という感覚は大抵の場合間違っていないのだが、人間必ずしも強い者ばかりではない。
心ではおかしいと思っていながらも無理に自分を納得させてしまうこともある。
共感してくれる仲間がいれば立ち向かえるが、一人では無力感にとらわれるきもある。
しかし、最も恐ろしいことは、何がおかしいのか自覚できなくなくなること。
そんなとき「やはり、自分の考えや想いは間違っていなかった」と勇気や自信を与えてくれるのが本書である。
本書に書かれていること全てが正しいとは限らないし、理想論のような崇高すぎる概念もある。
しかし、読んでみると自然と腹に落ちてくる事が多く、長い間大勢の人に読み継がれる理由の一つだろう。
●『企業の目的の定義は一つしかない。それは顧客を創造することである。』という有名な警句をはじめ、眼からウロコの警句の連続である。
『人は最大の資産である』という最高の名言を今の病んだアメリカに問いたくなってしまうのはぼくだけではあるまい。
●マネジメントの第1の役割は、組織本来の使命を果たすこと。
つまり、「私たちは、自分の属している組織のミッション(使命)のために働いているのだ」ということを徹底的に考え抜く。
(例えば、ある病院が「患者を安心させること」というミッションを掲げたとすれば、この病院の従業員全ての活動は、これを軸に考え、行動する。成果は、目の前の患者が、実際にどれだけ安心できたか、ということで測られる。)
第2の役割は、人の強みを活かして、人に成果をあげさせること。
組織の本質とは、一人ひとりの人間に対して、強みを活かし、何らかの貢献を行わせ、自己実現させるための手段であるということ。
そのために必要なのは、(自分のことは後回しにしてでも、)他の人に手柄を立てさせることを欲する気質。
そして、マネジメントに必要な、根本的な資質は、「真摯さ」であること。
「真摯さ」という人格がないと、上2つの役割を真面目に考えていくなんて、到底無理。
以上が、この本で、ドラッガーの伝えたいことの、ミッション(骨格)です。
これに肉付けするように、マネジメントの技術的なことが解説されている。
読み手が、「仕事や他者を、本気で大切に考えていきたい」という気持ちで、真摯に読み込めば、とても重大なことが伝わってくる名著。
●あらゆるビジネスパーソン、必読の書です(特に、20代のうちに読んで欲しい一冊だ。 )。
●マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
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