2011年11月07日

成功へのビジョン(8)●人生をかけるにふさわしい夢

ベンチャー企業は10社のうち9社が長続きしない。

何十年も創業しようという企業に投資をしてきたベンチャーキャピタリストのアン・ウィンブラッドはこう述べている。

創業者がそのビジネスプランについてもっともらしい説明をしても、その中身が創業者自身の独自性あるいは深い関心のあることと何のつながりも認められないとき、「我々はそうした投資には手を出さない。これから創業という企業が成功するためには、どんな企業でも、文字通り彼らの心、魂、そして頭脳の全てをそのベンチャー事業に注ぎ込む必要がある。」

自分を突き動かしているものを認識するための手順を省くと、そのときは、いつまでも続く成功をおさめるための礎となるはずの何かを自分のものにできない、という大きなリスクを冒していることになる。

ある成功者が言うには「起業家は、事業に対する何らかの感覚を持っていなければならない。音痴の人の場合、それは音楽を認識できないということであり、音楽の世界で育たなければ、音楽を認識できないということになる。」



あまりにもよく目にするのは、自分自身の個人的意義との血の通ったつながりがないまま、壮大な計画を立ち上げる人たちだ。

自分の人生にとって大切な個人的な好奇心や情熱といったものとの繋がりを明確に理解していなければ、ベンチャー事業にとっては、結局、失敗に終わってしまうというリスクが、目に見えて大きくなる。

「意欲を燃やして向かう目標、それは何らかの成果をあげることだ。どんな成果があなたの人生にふさわしいのだろうか」と言う人もいる。

この言葉はおおげさに聞こえるかもしれない。

おそらくそうだろう。

とは言っても、私たちの残された人生の中で、これ以上、どれだけの時間を無駄にしようと考えているのだろうか?

経営している対象が家庭であろうと、企業、あるいは国であっても、成功する人は、自分の生きがいに打ち込むことこそが人生をかけるにふさわしい夢だ、という結論にたどりついているのだ。





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2011年11月03日

100の成功法則(1)●あなたの中には幸運を引き寄せる「磁場」がある

良いことを思えば、良いことが起こる。

悪いことを考えれば、悪いことが起こる。


自分とは、一体、何だろう?

あなたも時にそう考えることがありませんか?

根本的に「自分とは何か?」と考えつめていくと、「自分とは今、自分が考えていること、感じていることそれ自体だ」ということになる。


自分が幸福で心がわくわくしているような時、それがあなたなのです。

自分がみじめで、不幸で、どうしようもないと感じている時、それがあなたなのです。

あなたが何か良いことを考えている時、その考えがあなたなのです。

あなたは常に選択を迫られています。

あなたはいつも「良いことを考え、幸せを感じている人」なのか、「悪いことを考え、不幸と感じている人」なのか、どちらにせよ、自分で選んでいるのです。


あなたは、どんな生き方をするか、選ぶことができます。


いいことを考え、良いことが起こると期待している心には、良いことを引きつけてくれる一種の「磁場」が働きます。

良いことを期待している気分でいると、潜在意識は必ず良いことに連なるチャンスだけをつかまえるようにあなたを導いてくれます。




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●成功する哲学(7)

問題を先送りしていては永遠に解決することは一つもない

やるべきときは「いま」しかない。

パーソナルイニシアティブとは、いわば「やってみよう」という自発的な欲求に基づく行動力を指す。

覚えておいてほしいのは、行動しなければ、決して自分の欲するものを手にすることはできないということだ。

ある日突然幸運が舞い込んでくるなど、そうあるものではない。

ただまわりに流されて待っているだけでは、夢を実現させ成功を手にするのは不可能である。

欲しいものがあるなら、まず行動することだ。


行動が遅くなりがちな人には、概して2つのタイプがある。

まず、何かをしようという意欲に欠けている人。

これは論外である。

目標を見つけるところから始めなければならない。


もうひとつのタイプが行動する前の手順にやたらと時間をかける人。

失敗を恐れるあまり結果についてあれこれ思いを巡らせたり、まわりの人から意見を聞き、情報を集めてから行動の是非を判断をしようとする。

良く言えば慎重なタイプだ。

慎重であることは大切なことだ。

確かに行動前にリスクを予測し、あらかじめ適切な対応を準備することは非常に重要な作業だ。

けれども、だからといって完全にリスクを消し去ることは不可能だと知る必要がある。

リスクを恐れていては、いつまでたっても前へ進めない。


行動してこそ求めるものが得られる。

「何も変えないことが最も悪いことだと思って欲しい」。

トヨタ自動車社長就任の際、奥田氏はそう語った。

企業にとって、何も変えず新たな行動を起こさないことは、停滞どころか後退を意味する。


リスク回避の努力や慎重さを何ら否定するものではない。

しかし、慎重さと決断力のなさは常に隣あわせの関係にある。

決断力のなさを慎重という衣で覆い隠し、もう少し情報を集めてから、あと少し環境が整ってからと行動を遅らせていては、時期を逸しかねない。

状況や環境に主導権を渡さず、自己責任を恐れずに自らの意思と敢然と決断を下さなければならない。


「最適なとき」などいつまでたってもこない。

「やらなければならない」と思ったときこそが「最適なとき」なのだ。


慎重派と行動派のどちらが正しい姿勢かと問うのはナンセンスだろう。

ただ、これだけは断言できる。

行動しなければ、あなたが求めているものは決して得られないと。





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成功へのステップ(13)●夢の実現は動機づけから

夢を実現するための次のステップは、その夢を実現したい理由を明確にすることである。

多くの人は目標を持っているが、その目標を達成したいという理由については考えたことがない。

この人たちは、なぜやる気が出ないのか、最後まで理解できないままだろう。

もし、あなたが「なぜ」という質問に答えていて、その理由があなたにとって十分に大きなものになっていれば、あなたはそれを実現するための方法を必ず探し出す。

達成すべき理由が十分に大きくなれば、どこかの時点で、あなたの脳は「よし、やろう!」と叫びだし、行動を起こし始める。

ここで分かって欲しい。大切なのは、その夢を実現させる動機が十分であるかどうかだ。

十分な理由さえあれば、行動は自然についてくるに違いない。






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成功へのビジョン(7)●フロー体験で没頭する

自分がしていることに、それが何であれ、どっぷりと浸かりきり、時と場所を完全に忘れ去っているとき、フロー体験している。

運動選手が「無心で全力が出せる」ということを口にする。

これも一種のフロー体験だ。

偉業を成し遂げるには、与えられた仕事で最大の力が発揮できる能力を身につけなければならない。

そして、自分の価値観と情熱を周りの人たちに強く訴えかけなければならない。


成功した人は、エレガントさを演出するビジネスに携わっている何人かの例外はあるにしても、流行に無頓着な人物のようだ。

大好きなことをしているとき、いつのまにか社会的なたしなみを忘れてしまっていれば、おそらくそれが人生の天職だという証拠になる。

少なくとも、情熱を傾けられるものを見つけたことになる。

情熱というのは、本来一方的なもので、その持ち主特有の情熱に関心が無い人たちにとっては、何の魅力も感じられず癪に障る対象になることもある。

もし、あなたがロック音楽のスターなら、世界的に有名な化学者の人生に魅力を感じないだろう。


ポイントはこうだ。

あまりにのめり込んで社会的な感覚が鈍くなってしまう危険を冒しながらも、ひとつのことに無我夢中で取り組んでいるオタクのように、ごく自然に大好きなことに没頭している、そんなときこそ、自分が正しい方向に向いているのがわかるということだ。

それは疲れはてて他に何もできないときでさえ、自分をその気にさせてくれる。

そうなると、他のことには一切関心がなくなり、挙句の果てに、それが何であれ、座視できない人たちの間では社会的に不適切な存在にまでなってしまう。


大好きなことを見出し、それに取り組むことによって、まるで違った仕事の経験ができる。

実際のところ、それはまったく仕事のようには感じられないかもしれない。

成功した人は一般的に、自分の仕事のことを(とびきり面白い)というように表現する。

つまりこれは義務感だけで与えられ仕事をしているときに得られる経験とは、180度違った経験なのだ。





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